亀田興毅氏、テレビ番組で現役時代の後悔を激白
フィリピンの貧しい境遇から拳一つで成り上がったパッキャオに憧れ、励みにしてきたという興毅氏は、ノーモーションで繰り出されるパッキャオのパンチなども参考にしていたという。それは2009年の内藤大助戦でも、セコンドの亀田和毅から「パッキャオ、パッキャオ」という声が飛ぶほどだった。
その一方で、「35戦やってきて、『一番いい試合はなんですか?』ってよく言われる。なに一つないんです」と告白した興毅氏は、「どこかで負けを恐れていたんですよね。負けたらアカンっていう。自分が長男で、ずっと亀田家を引っ張ってきて一番上の自分が負けたらアカンねんって、最後の方はやっぱりどこか守りに入ったボクシング」と現役時代の後悔を口にした。
その上で、「俺たちは闘鶏の鶏と同じだ。だけど俺達は何度でも立ち上がる」というパッキャオの言葉を紹介すると、「自分は引退した今やからこそわかるんです」と切り出し、「自分はこの何度でも立ち上がるっていうのがなかった。どっかでパンチに対する恐怖心みたいなものが(あった)」とも――。
さらに興毅氏は、「初めの世界戦(対ランダエダ戦)で一回ダウンを取られて苦戦して、あの試合以降違いますもんね。あそこがピークやとしたら、そこから落ちているんですよ。だから納得いく試合が一回もない」とキッパリ。「それがあと10cmなんですよ。10cm踏み込む勇気」と説明すると、「今後何をやるにしても、ああいうことって活きてくる。自分がまた違うことをするにしても最後に決断する時がくる。その時に勇気がいる。その時に10cmの勇気」と前を向いた。
