米原油市場概況(4日):原油、一時62.06ドルに反発=中東情勢不透明で
CBS MarketWatchによると、4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月物の終値は、サウジアラビアのファハド国王の死去による中東情勢の先行き不透明感が依然根強いことから買いが進み、一時1バレル=62.06ドルまで上昇した後、前日比52セント高の1バレル=61.38ドルに反発して引けた。ガソリンは同1.8%高の1ガロン=1.8023ドル、暖房油は同1.1%高の1ガロン=1.7078ドルと反発した。
また、NYMEXの天然ガス先物相場の9月限は、米エネルギー省が発表した先月29日までの週間石油在庫統計で、天然ガスの在庫(供給)が、前週比370億立方フィート増となり、市場予想を下回ったことを受け、供給不安が高まったとして買われ、2004年11月以来9ヵ月ぶりの高水準となる、前日比12セント高の100万Btu(1Btu=1055ジュール)=8.471ドルで引けた。【了】