米原油市場概況(2日):原油、続伸=サウジ国王死去とイラン問題で
CBS MarketWatchによると、2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月物は、ファハド・サウジアラビア国王の死去による供給不安懸念が依然、根強く、また、イランの核開発をめぐる欧州との関係悪化懸念、さらには3日発表予定の米エネルギー省による週間石油在庫統計が5週連続で減少すると見られていることなどから、前日比32セント高の1バレル=61.89ドルで引け、過去最高値となった。まだ、8月限が指標となっていた7月初めに、9月限が1バレル=62.80ドルを付けたことがあったが、9月限が指標になってからはこの日の61.69ドルが過去最高値となる。
ガソリン9月限は前日比3.45セント高の1ガロン=1.7816ドル、暖房油9月限は同0.82セント高の1ガロン=1.7251ドルで引けた。 【了】
ガソリン9月限は前日比3.45セント高の1ガロン=1.7816ドル、暖房油9月限は同0.82セント高の1ガロン=1.7251ドルで引けた。 【了】