仏ロレーヌ地方の新ポンピドー・センターは帽子型に=日本人建築家らが設計
XFN-ASIAによると、パリの現代美術館であるポンピドー・センターの支部をフランス東部ロレーヌ地方のメス市に建設する計画が進んでいる。ポンピドー・センターが1977年にパリの中心部にオープンしたときは、建物の外装を原色に塗られたパイプが取り巻くデザインが話題となったが、今回の美術館は円錐形の中国の農民の帽子を模したものになる。設計は日本の建築家伴茂氏と英仏の建築家2人。
フランスでは本格的な美術館・博物館はほとんどがパリに集中しており、支部をパリ以外に開くのは主要な国立美術館として初めて。2008年の開館を目指している。パリのポンピドー・センターには5万6000点の所蔵品があるが、一度に1300点ほどしか展示できないため、この所蔵品を活用できる。フランスではルーブル美術館も2009年に北部の町ランスで美術館を開館する予定。【了】