XFN-ASIAによると、米政府は、国内の繊維・衣料品業界からの要求に基づいて、新たに中国製の靴下や女性用シャツなど繊維製品5品目を対中繊維輸入制限の対象に追加するかどうか検討していることを明らかにした。また、同時に、中国政府とのより広範な繊維製品協定の締結に向けて、議論を進めていく方針も明らかにした。ただ、カルロス・グティエレス商務長官は、中国との広範囲の繊維品協定に関しては、産業界や米議会との協議で時間が必要としている。

  一方、米連邦政府のCITA(繊維製品協定実行委員会)は、紳士用のウールズボンなどすでに調査が行われている6品目の対中輸入制限について、60日間にわたって審議してきたが、最終結論を1ヵ月延期した。 【了】