CBS MarketWatchによると、20日の米債券市場は、グリーンスパンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が同日、米下院金融委員会で行った米経済情勢についての半期報告で、原油高が続く中で、米経済は引き続き堅調な成長を続けているとし、FRBが今後も利上げを行うとの方針を再度示したことを受けて、景気の先行き不透明感が後退したことから、米国債が一時売られた。しかし、同報告の内容は目新しい材料が出ず織り込み済みとして、再び買い戻された。指標の10年物は、前日終値比4/32高の99-21/32と上伸し、債券価格とは反対に動く利回りは一時、約2ヵ月ぶりの高水準となる4.26%まで上昇した後、結局前日比2ベーシスポイント低下の4.17%で引けた。【了】