CBS MarketWatchによると、19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月物は、一時56.80ドルまで下げたが、ハリケーンの季節に入ったことで、トレーダーがハリケーンの石油在庫(供給)への影響を懸念し、小幅反発した。終値は前日比14セント高の1バレル=57.46ドルで引けた。

  トレーダーは、先週、米本土を直撃したハリケーン「デニス」が米の石油在庫に与えた影響についての情報を待っているが、石油アナリストは、米エネルギー省が20日午前に発表する米週間石油在庫統計では、3週間連続で原油在庫が減少すると予測している。

  ガソリン8月限は、前日比2.62セント高の1ガロン=1.6735ドルに反発、暖房油8月限は、同0.15セント安の1ガロン=1.6301ドルと続落して引けた。  【了】