NY為替市場概況(15日):ドル、対ユーロで上昇=堅調な米経済指標で
CBS MarketWatchによると、15日のニューヨーク為替市場は、米労働省が同日発表した6月のPPI(卸売物価指数)が、原油価格の高騰などにもかかわらず、前月比で横ばいだったほか、6月の鉱工業生産指数が前月比0.9%の上昇となり、市場予想を上回るなど、インフレ圧力は抑制され、米景気は底堅いとの見方が強まり、ドルは対ユーロで上昇、ユーロ/ドルは、前日比0.4%安の1ユーロ=1.2043ドルで大方の取引を終えた。一方、ドルは対円で下落。英経済紙フィナンシャル・タイムズは、中国人民元の切り上げが、胡錦濤・国家主席の9月訪米前の8月に実施されると報じたことを受けて、ドル/円は、前日比0.2%安の1ドル=112.17円で取引を終えた。【了】