AFX通信によると、ブッシュ政権は貿易問題で懸案となっている中国の人民元改革について、9月に予定されている中国の胡錦濤国家主席の訪米前の8月にも、人民元の切り上げが行われる可能性があるとして、対中国への27.5％の制裁関税法案を共同提出しているチャールズ・シューマー議員（ニューヨーク州選出）とリンゼー・グラム議員（テキサス州選出）の両上院議員に対して、中国側から来月の改革実施の約束を取り付けるまで同法案への採決を行わないよう要請し、合意に達したとみられいてる。英紙ファイナンシャル･タイムズが関係筋の話として報じた。6月にグリーンスパンFRB（米連邦準備制度理事会）議長とスノー財務長官が、8月にも人民元改革が行われる可能性が高まっているとして、両議員と協議した模様だ。【了】