CBS MarketWatchによると、欧州電機最大手のオランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスは14日、同社が保有する仏IT大手のアトス・オリジンの株式全てを売却したと発表した。売却されたのはアトスの発行済み株式の15.4%で、売却収入は5億5000万ユーロ(約740億 円)。フィリップスはこれにより、第3四半期に1億9000万ユーロ(約260億円)の税引き後利益を計上するとしている。

  アトス・オリジンは、仏アトスとフィリップス傘下のオリジンが2000年に合併して発足した欧州有数のITグループ。フィリップスの株価はニューヨーク市場で13日、 前日比0.67%高の27.21ドルで引けている。【了】