AFX通信によると、OMB(米行政管理予算局)は13日、2005年会計年度(2004年10月−2005年9月)の財政赤字見通しを発表した。それによると、財政赤字は2月の前回予想より940億ドル減額され、3330億ドル(約37兆2500億円)となる見通し。景気回復で税収増が主因としている。

  また、2006−2010会計年度では、累積財政赤字が前回予想より3260億ドル減額の1兆0670億ドル(約119兆3600億円)としている。OMBでは2006年度の財政赤字は3410億ドル(GDPの2.6%相等)から2008年と2009年には各1620億ドル(GDPの1.1%相等)にまで低下し、2010年には1700億ドルに拡大すると見ている。

  これとは別に、スノー財務長官は13日、6月の財政黒字が前年同月比33億ドル増の224億ドル(約2兆5100億円)となったと発表した。2005年会計年度の最初の9ヵ月間の累積財政赤字は2498億ドル(約28兆円)となっており、前年同期の3272億ドル(約36兆6600億円)から24%縮小している。【了】