CBS MarketWatchによると、13日のニューヨーク為替市場は、米商務省が同日発表した5月の米貿易赤字が原油輸入の大幅に減少を要因に、市場予想の570億ドルを下回る、前月比2.7%減の553億ドル(約6兆1400億円)となり、赤字幅が縮小したことに加え、OMB(米行政管理予算局)が同日発表した2005年の財政見通しで、財政赤字が3330億ドル(約37兆円)に留まるとしたことから、双子の赤字懸念が後退したため、ドル買いが強まった。ユーロ/ドルは、前日値1.3%ドル高の1ユーロ=1.2086ドル、ドル/円は、同0.9%ドル高の1ドル=112.24円となった。

  また、フィラデルフィア連銀のサントメロ総裁とジャネット・イェレン元FRB(米連邦準備制度理事会)副議長が、FRBが今後も利上げを継続するとの見方を示したことを受け、米国の金利先高観が進んだこともドル買いを支えた。【了】