AFX通信によると、独自動車大手のBMW(バイエリッシュ・モトーレン・ベルケ)は10日、ブレーキ時の横滑りを防止するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)に不具合の恐れがあるとして、2001年以降に生産されたオートバイ約26万台に対し、無料で点検行うと発表した。ミュンヘンの検察当局は、ブレーキに問題があるとのドライバーの報告を受け、危険性について調査を開始した。

  同社では、同不具合が走行実験で確認されていたとしているが、これは、車両の電気系統の電圧の低下と同時に、ブレーキレバーが極端に乱暴に操作された際に生じたものとし、通常走行に問題はなく、無料点検は「顧客の不安を取り除くため」に実施するとしている。

  BMWジャパンの広報部では、日本での無償点検の可能性について、「報道内容についてはまだ確認しておらず、点検の対象車種、日本での販売歴や点検実施の有無などについては現在確認しているところ」と話していた。【了】