AP通信によると、ブレア英首相は7日正午(日本時間午後8時)、同日午前にロンドンの地下鉄6駅と2階建てバス3台が爆破される事件が起きたことに関し、「G8サミット(先進8ヵ国首脳会議)開催時期を狙った明らかなテロ」と述べ、爆発はテロだったとする見方を示した。

  また、同首相は、「アフリカ救済を話し合うサミットを狙うのは“野蛮な行為”」とテロを非難するとともに、「G8各国は自分たちの価値観と生活様式を守るため、テロに屈せず戦っていく」と述べた。同時多発テロについては、「多数の犠牲者が出た」ことを認めた。そして、同首相は、治安担当官から報告を受けるため、同日午後、G8サミットが開催されているスコットランド・グレンイーグルズからロンドンに戻るとした。 【了】