CBS MarketWatchによると、6日の米債券市場は、米ISM(サプライマネジメント協会)が同日発表した6月の非製造業景況指数が、市場予想を上回る62.2となり、景気拡大期待が高まったものの、同日の米原油先物市場で1バレル=61ドル台をつけ、原油価格が再び高騰したことを受けて、景気への悪影響への懸念も強く、米国債が買われ、反発した。指標の10年国債の利回り(債券価格とは反対に動く)は、4ベーシスポイント低下の4.07%となった。今後は8日に発表される米6月の雇用統計に市場の注目が集まっており、6月の非農業部門の雇用者数は、市場予測で前月比19万人増と大幅に伸びる見込みとなっている。5月は同7万8000人に留まっていた。【了】