中国CNOOCによるユノカル買収は米国の恩恵にも=傅成玉CEO
XFN-ASIAによると、米石油大手ユノカルの買収を目指すCNOOC(中国海洋石油)の傅成玉CEO(最高経営責任者)は、買収により米国はより多くの石油とガスを得られ、米国の雇用を維持するなど、両国のためになると語った。米経済紙ウオールストリート・ジャーナル電子版が報じた。
同CEOは、「米国の不安は、我々が産出した資源を中国に持ち帰るとの誤解から生じている。米国産の石油もガスも、米国にとどまるべきだと考えている。我々はユノカルがしていたように、米国産の石油とガスを米国の市場で販売すると約束する」と述べ、メキシコ湾での増産計画などを明らかにした。また、「雇用をできるだけ維持するよう努力する」とし、競合相手の米石油大手シェブロンが提示した人員削減を含む買収提案との違いを強調した。先月30日、米下院は「CNOOCによるユノカル買収は米国の安全保障の信頼性を引き下げる」として、法的拘束力はないが政府に対して介入を求める決議案を、賛成398対反対15で可決している。
傳氏はユノカル株主に対しても、「肝心な点は、金額で上回り、かつ全て現金による我々の提示のほうが、より多くの配当を株主に分配することが可能ということだ」と呼掛けた。ユノカル株主は、約5週後にシェブロンの申し入れの是非を問う採決を行う予定。 【了】
同CEOは、「米国の不安は、我々が産出した資源を中国に持ち帰るとの誤解から生じている。米国産の石油もガスも、米国にとどまるべきだと考えている。我々はユノカルがしていたように、米国産の石油とガスを米国の市場で販売すると約束する」と述べ、メキシコ湾での増産計画などを明らかにした。また、「雇用をできるだけ維持するよう努力する」とし、競合相手の米石油大手シェブロンが提示した人員削減を含む買収提案との違いを強調した。先月30日、米下院は「CNOOCによるユノカル買収は米国の安全保障の信頼性を引き下げる」として、法的拘束力はないが政府に対して介入を求める決議案を、賛成398対反対15で可決している。
傳氏はユノカル株主に対しても、「肝心な点は、金額で上回り、かつ全て現金による我々の提示のほうが、より多くの配当を株主に分配することが可能ということだ」と呼掛けた。ユノカル株主は、約5週後にシェブロンの申し入れの是非を問う採決を行う予定。 【了】