XFN-ASIAによると、中国は、高度経済成長に伴うエネルギー需要の増加に対応するため、また、石炭依存からの脱却を目指して、世界最大のウラン産出国であるカナダに対し、ウラン輸出の拡大を要請している。AFP通信がカナダ政府筋の話として、同日付で伝えた。中国では現在、石炭火力発電が全体のエネルギー需要の66%を占め、原子力発電は1%に留まっている。中国政府は今後、数十億ドルを投じて、2020年までに40以上の原子炉を新設する計画だ。一方、カナダの最大のウラン輸出国は米国となっており、年間産出量の1万1600トンの半分が米国に輸出されている。【了】