横浜FCは前半こそ押し込まれたが、後半立ち上がりにゴールを奪うと、そのまま逃げ切った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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JリーグDAZNニューイヤーカップ」宮崎ラウンドは2月4日、鹿島アントラーズ横浜FCの一戦が宮崎・KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行なわれ、横浜FCが1-0で勝利した。 

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 試合は前半、鹿島が主導権を握る。神戸から新加入のペドロ・ジュニオールと赤粼秀平が組んだ2トップへの縦パスからスピードアップした攻撃を見せる鹿島。19分には伊東幸敏の精度の高いクロスを赤粼がヘディングで狙うが、ここはGK南雄太のファインセーブに阻まれた。 その後もテンポの良い攻めを繰り出した鹿島だが、前半は得点を奪えず。一方の横浜FCは、今月26日に50歳を迎える三浦知良が先発。長身FWのイバと2トップを組み、守備に奔走しながらも要所でチャンスの起点となる動きを見せた。 前半を0-0で折り返すと、後半先にチャンスを掴んだのは横浜FCだった。47分、ジョン・チュングンが右サイドを深くえぐりクロスを入れると、これをイバが右足のボレーで豪快に叩き込む。横浜FCが先制する。 さらに50分、横浜FCはCKからイバのフリックを、カズとの交代で途中出場した津田知宏が受けて右足でシュートを放つが、DFにブロックされ追加点とはならない。 その後はともにチャンスを掴みかけるが、決定打は生まれずタイムアップ。鹿島は後半途中から新加入のレアンドロや東福岡高から加入のルーキー小田逸稀などがチャンスを窺ったが、得点には至らなかった。プレシーズンとはいえ、J2の横浜FCが昨季のJ1王者を破る金星を挙げた。