世界最高のインド料理が味わえる!マレーシア・クアラルンプールの「ボンベイ・パレス」
世界各地の美食が集まるマレーシアの首都、クアラルンプール。マレー料理や中国料理もいいですが、エキゾチックなスパイスの効いたインド料理はいかかでしょうか。
インド系民族は、マレーシアを構成する主要民族のひとつ。そのため、マレーシアのいたるところでインド料理店を見つけることができます。
今回ご紹介するのは、ラグジュアリーなインド料理レストラン「ボンベイ・パレス(Bombay Palace Restaurant)」。「マレーシアのベストインド料理レストラン」に何度も選ばれている、おそらくマレーシアで最も有名な高級インド料理店です。
「ボンベイ・パレス」は、もともとインド発で、現在はアメリカに拠点を置いている国際的な北インド料理レストラン。世界で数々の賞を受賞していて、高級北インド料理レストランチェーンとしては、世界トップクラスの評価を受けています。
クアラルンプールの店舗は、市内中心部の「ライフセンター」内にあり、モノレールまたは無料の巡回バス「GO KL」で行くことができます。
店内に入ると、数々のアワードの賞状がずらり。
「パレス」の名にふさわしく、店内は高級感のある上品な内装でまとめられています。
ガラス張りの窓際の席は、開放感満点。屋外にはテラス席もあります。
高級店らしく、スタッフの接客は丁寧でありながら、フレンドリー。意外にもアットホームな居心地の良さで、「高級店だから」と気後れすることはありません。
前菜にチキンやラム、魚、野菜を使ったカレーの数々から、タンドリー料理、ビリヤニなどの米料理まで、メニューは豊富。どれにしようか迷ってしまったら、「Murgh Makhanwala(バターチキン)」(35リンギット)がおすすめです。
日本のインド料理店でもしばしば見かけるバターチキンカレーは、タンドリーチキンが入ったマイルドなカレー。
まろやかでコクがある甘みに、トマトの酸味と優しいスパイスの辛みが加わった重層的な味わいは、まさに絶品。これを食べれば、「バターチキンってこんなにおいしいものだったのか」と思うはずです。
驚くのは味だけではなく、カレーに入っているタンドリーチキンの柔らかさ。タンドリーチキンといえば、固くてややパサパサした印象がありますが、こんなに柔らかくなるとは!それほどボリュームがあるようには見えませんが、実はチキンがゴロゴロと入っていて、ボリューム満点です。
チーズやにんにく、ドライフルーツが入ったナーンや、パラタ、ロティなど、インドパンの種類も豊富。
こちらはスタンダードなナーン(10リンギット)。日本のインド料理店で出てくるナーンよりはやや薄めですが、もちっとした弾力がたまりません。
インド料理のお供にしたいのは、やぱりインドのヨーグルトドリンク「ラッシー」。マンゴーラッシー(16リンギット)は、果肉そのものの風味が感じられる濃厚さでありながらも、しつこい甘さがありません。
インド料理好きを自負する筆者は、これまでインド本国を含め数々のインド料理店に足を運びましたが、「ボンベイ・パレス」は間違いなく最高のインド料理店のひとつ。
物価の安いマレーシアにしてはややお値段が張りますが、日本で「高級店」といわれるお店に行くことを考えれば安いものです。
高級店の味だって気軽に楽しめるマレーシアだからこそ、世界トップレベルのインド料理を堪能してみませんか。
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お店 ボンベイ・パレス(Bombay Palace Restaurant)
住所 Life Centre, 20 Jalan Sultan Ismail, 50250 Kuala Lumpur
営業時間 12:00〜14:30、18:30〜22:30(無休)