9月の求人メディア全体の広告掲載件数が前年同月比16.2%増となったことが、全国求人情報協会のまとめで分かった。

 9月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比16.2%増の125万3960件で、前月比は7.2%増だった。

 メディア別に前年同月と比べると、有料求人情報誌4万2556件(18.8%増)、フリーペーパー36万9737件(8.9%増)、折込求人紙8万1137件(6.7%増)、求人サイト76万494件(21.2%増)となり、全ての媒体で前年同月を上回った。

 地域別に前年同月と比べると、北海道・東北4万6756件(3.6%増)、関東・甲信越16万531件(3.4%増)、中部・北陸7万5357件(17.5%増)、近畿9万2440件(8.6%増)、中国・四国3万6974件(7.5%増)、九州・沖縄8万1408件(20.8%増)で、全ての地域で前年同月を上回った。

 また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者119人から回答を得たウォッチャー調査(調査期間:9月26日〜10月11日)によると、9月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも3カ月前(2016年6月時点)に比べ上昇した。

 一方、求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)を見ると、「高くなる」もしくは「やや高くなる」と回答している割合が、正社員は38.7%、アルバイト・パートは41.1%、派遣・業務請負は33.6%となっている。