大賞作品は書籍化&テレビ放映! 文芸小説の投稿サイト「ピクシブ文芸」がスタート

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2016年本屋大賞で第2位に選ばれ、2017年に新人女優・浜辺美波、ダンスロックバンド・DISH//の北村匠海のW主演による映画化も決まったベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』(住野よる著、双葉社刊)。この作品は元々、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿されたことがきっかけになり、書籍化された。

こうした「ウェブ小説→書籍化」の流れを加速させる動きが出てきた。

幻冬舎とピクシブが、文芸小説の投稿サイト「ピクシブ文芸」を2016年10月27日にスタートすることを発表した。

ジャンルは不問。作品投稿機能だけでなく、文章を書くために必要なテクニックを学べたり、作家志望の人向けに文芸作品を紹介する連載が公開され、小説家デビューを目指す投稿者をサポートするための仕組みが整えられている。

また、同日に創刊する幻冬舎の月刊文芸誌「小説幻冬」とのコラボレーションとして、サイト内で雑誌編集部が投稿作品をピックアップして紹介するコーナーを設けたり、作品の試し読みが出来たりなど小説好きな人へのコンテンツも満載だ。

さらに、サイトのスタートにあたり、小説コンテスト「ピクシブ文芸大賞」も開催される

大賞作品は、幻冬舎で書籍化され、さらにテレビ朝日で映像化(公開は地上波、BS、CS、インターネット配信など作品に応じて選定)が約束されるという。また、大賞のほかに、テレビ朝日賞、小説幻冬賞、pixiv賞といった特別賞も設けられている。

応募受付期間は2017年3月末までで。
第二の「キミスイ」を目指すなら、応募してみる価値があるはずだ。
(新刊JP編集部)

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