東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。

10月3日のテーマは「運命の人っていると思いますか?」でした。「これは運命の出会いだ!」「あった瞬間ビビビッときた!」皆さんにはそんな経験ありますか? 「これは絶対偶然ではなく必然」そう感じてしまう出会い、人生に1度くらいあるのでは。今回は東京の街で、運命の人はいると思うか、聞いてきました。

(TOKYO FM「シンクロのシティ」2016年10月3日放送より)



「運命の人っていると思いますか?」

◆幡ヶ谷でキャッチした28歳の女性

「ええー!! いやぁ、いると思います! 運命の人っていうか、どういうルートで行っても会っちゃう人。私も元彼とよりを戻したばかりなんですけど、もう二度と会わないって、去年の11月に家を飛び出して。でも、昨日一緒にご飯食べて……。

(昨日よりを戻したんですか!?)

まぁそうですね。絶対会いたくなかったのに、でも会っちゃう。会いたくなくても会っちゃうのが運命かなーと」

◆池袋でキャッチした43歳の男性

「いないと思います、僕は。もう40過ぎて独身なんですけど、いたらとっくに出会っているんじゃないかなって。まぁこの歳なんで、お付き合い何人かはしてますけど、そういうのは無いですね。

(運命の人とはどういうことでしょうか?)

やっぱ結婚して家庭を築く相手だなってイメージですね。最期まで見とどけられる人が運命の人なのかなって勝手なイメージはありますね。今のところまだないですね、諦めてはないけど(笑)。死ぬ時に気づくかもしれないですけど、まだ独身の立場からすると、ビビビッてきて結婚する人がやっぱ運命の人なのかな」

◆高田馬場でキャッチした21歳の女性

「いると思います。最初はドキドキなんですけど、ちょっと時が経った時に、自然体になって相性もわかると思います。その時に自然体でいられたらそうなのかなって。

(運命のイメージは?)

パズルのピースが合う感じ! 後は偶然の一致とか! 今の彼は、私が好きな映画が大好きだったり、実家での環境が似ていたりとか。あと、玄米食が同じ(笑)。運命があるって思うだけで幸せになれるし、ロマンチックじゃないですか!」

◆高田馬場でキャッチした50代の女性

「いると思います! 周りの友達を見ていてそう思いました。生活のリズムやバイオリズムがまるで一緒で。

(ご自身的にはどうですか?)

私自身は結婚して長いんですけど、旦那は運命の人っていうよりタイミングの合った人ですね! 運命の人とは違……モニョモニョモニョです(笑)。

(運命の人とはイメージが違うってことですか?)

そうですね、運命の人っていうのはさっそうと出てくる的なイメージだったので。旦那はいつの間にかジワジワといた感じです(笑)。

(運命の人って、女性はどんな時に感じるんでしょう?)

一瞬で感じる人もいるかもしれないんですけど、自分的にはハッと気がついた時にいた感じです。思いがけない時に出会うというか。

(運命に対するイメージはどんな感じですか?)

若い時は運命は与えられるもので、歳をとってくると運命は自分で切り開いて行くものだと思います! 恋愛とかだけじゃなく仕事とか全てにおいて」

◆渋谷でキャッチした50代の男性

「口では言わないけど、いるんじゃないですかね。“シンクロニシティ”って言葉あるじゃないですか。ユングの必然なる偶然みたいな。昔この場所にいたことがあるとか、昔どこかで会ったことがあるとか。

(運命って何なんでしょう、輪廻とか?)

僕は寺の家系なのですが、そういうのってありますよ。巡り合う人が同じタイプとか!」

◆幡ヶ谷でキャッチした40代の女性

「まぁ後付けで、運命の人になる人はいると思います。旦那だったら、ずっと最後まで一緒にいれば運命の人だったんだなって。子どももそうだし、家族もそうだし、母親は運命の人だと思ってます。

(恋愛中はどうでした?)

若い時には、この人が運命の人だったらって思い込むんですよね。

(思い込まなくなったんですか?)

普通に生活をしてると、運命の人って大切な人になっていくじゃないですか。運命の人=一生の自分のパートナーだと思うので。私はたまたま一緒になった人がいるから、その人なんだろうね。日々を重ねていく中で、この人が運命の人だったのかなと。今思うとそうですね」

【運命とは何……? 聞くと人生観が見えてくる】

会った瞬間ビビビッ!というようなドラマティックな運命を信じている人、「運命の人は探すものではなく、気付いたらそこにいる」と考えている人。「運命の人はいる」と思っている人の中にも色々な考えがあるようでした。若い時は「運命だ!」と思い結婚したけど、その後「本当に運命の人だったの?」と疑うようになったり……年配になるに従い、「最終的にそばにいてくれた人が運命の人では」と思うようになるのかもしれません。

【ビビビッ、のあと……その先の運命】

パーソナリティ・堀内貴之は今回の東京の声を聴き、こんなコメントをしていました。

「運命の人と出会った喜びの中で、人は結婚していくわけじゃないですか。この人しかいないって、確信にも満ちた何かを持って。その高揚感はホントにいいものですよね。運命の人って2つあって、出会ったことに対して、この2人が出会ったこと自体が奇跡、ってものがあるわけじゃないですか。そしてもう一面で、人生を最後まで添い遂げた、ライフタイムパートナーであるという奇跡がある。街の声でもありましたけど、恋愛と運命は一緒にされがちだけど、むしろその先にあるんじゃないかという話もあって。僕自身は子どもが生まれた時に、これはとんでもないことが起きてると思って、運命なんじゃないかなと思ったりもしましたけど(笑)。ビビビッとなって実を結んだその先にある“運命”も気になりますよね」

あやふやな言葉だからこそ、改めて考えるとそれぞれの哲学が出てきて面白い「運命」という言葉。運命などないのか、これから出会うのか、それとも横にいるこの人が運命の人なのか……答えは神のみぞ知る、ですね。

文/岡本清香

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<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/