学生の窓口編集部

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人見知りは、子どもだけのものではありません。外国人に比べて、自己アピールが小さい日本人はその日本人の大人の6割が人見知りだとか。22日の「キャスト」(朝日放送)では、大人の人見知りをテーマに、その原因と対策法を伝えました。

初対面の人と話すのが苦手、顔を合わせられないと、悩みを抱えている人もいるはず。「単なる性格の問題」と放置すると、悪化してしまうのが大人の人見知りです。番組が独自で調査した結果、53%が「人見知り」と答え、15%の人が「どちらかと言えば」と答え、12%の人が「わからない」と、実に約7割の人が「自分は人見知り」と自覚していいます。

稲田クリニックの稲田院長は、「内気、照れ屋という言葉で置き換えられることも多いが、知らない人は本来、敵なので逃げるか戦うかという反応をする。人見知りは当然の防衛反応。人見知りだけなら問題はないが、生活に支障が出れば何らかの対応が必要」とコメントしました。

対処方法としては、まず自分のタイプを知ること。「自己喪失型」は、不安だらけの人で、社交的に不安になるのは自己評価が極めて低いからです。

「人見知り」をしてしまう原因と、短期間で「社交的」になれる克服法まとめ

・自分は人より劣った人間
・自分は長所よりも短所が多い
・自分と接していても周りは楽しくない
・話が続かないのは自分のせい
・人に話かけるタイミングがわからない

「自意識過剰型」は、非常に自分に自信があり、人から良く見られたいという意識が高い人。失敗するとイヤなので避けてしまいます。

・プライドが高い
・完全主義で失敗をしたくない
・心の中で周りの人を評価してしまう
・気心知れた人だと生き生き話せる
・集団の中で自分のランクを考える

2つのタイプでチェック項目が多い方が、自分の人見知りタイプになります。

「自信喪失型」の克服方法は、他人から話かけられたら、相手の話の内容に目を向けて、質問で返してみるというコミュニケーションの方法。「自意識過剰型の克服方法は、相手からの質問に、曖昧な返事をするのではなく、意思をはっきりと伝えるようにすることです。それにより相手が興味を持ってくれるはずです。

しかし、自分を変えることはなかなか難しいですよね。人見知りから社会不安障害になってしまい、仕事に支障をきたしてしまうこともあります。極度の緊張で人と会うことができなかったり、常に自分のことを見られているように感じてしまったりする人もいるでしょう。

相手に対して警戒心が強い人ほど人見知りがひどくなってしまいます。人間関係は複雑で、ちょっとしたことがきっかけで重症化してしまう場合もあるので、人見知りは性格の問題と、放置せず、人に相談したり、専門医に行くことも大切です。