いくら成功法則を身につけても幸せになれないたった一つの理由

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夢を実現したい人、幸せをつかみたい人、そしてお金持ちになりたい人。
多くの人にとって「成功法則」や、それを明かした本は興味をそそるものだろうし、実際に試したことがある人もいるはずだ。

しかし、それでも自分の願い通りの人生は遠い。
結局ひと握りの人しか成功できないのなら、「成功法則」とはいったい何なのか?

■成功法則を身につけても成功できないという事実

この問いについて前提としていえるのは、今書籍やセミナーなどの形で出回っている成功法則を含めた成功哲学のほとんどは西洋で生まれたものだということだ。

ポジティブシンキングも、夢や目標を紙に書いて視覚化することも、その起源は西洋にある。これをそのまま東洋人である日本人に適用することについて警鐘を鳴らしているのが『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』(サンマーク出版刊)の著者、大野靖志さんだ。

いわく「ほとんどの日本人にとって、西洋型の成功法則で成果を出すのはむずかしい」。

元来、狩猟民族だった西洋人と、農耕民族だった日本人では、根本的にメンタリティが違う。ライバルを蹴落として「勝ち組になる」ことにフォーカスした西洋の成功法則が、日本人にうまくフィットしないのは、ある意味当然なのだ。

■日本人が学ぶべき成功法則とは?

では、私たち日本人にフィットする成功法則もあるのだろうか?
大野さんは、その一つとして「お祓い」の効果をあげる。

成功のためには日々の鍛錬や学習の積み重ねは不可欠だが、逆に「積み減らし」が必要なものもある。

・日々浮かんでは消える感情
・生まれていままで溜め込んできたトラウマや心のしこり
・これまで学んできた成功法則や知識
・人や場所から受けているエネルギーや先祖からの影響

これらはすべて、生きることで誰にでも生じる「ゴミ」のようなもの。溜まりすぎると心が重くなり、運命が好転するのを阻んでしまう。

プラスもマイナスも含めた「感情」は全て「心のゴミ」であり、手放すべきものだとするのは、神道の考え方に基づく。これらの感情や心のしこり、そして経験や知識も、溜め込まずに、日々祓って軽い心の保つのが、日本人にフィットした成功法則なのだ。

本書では、祓詞(はらいことば)によるお祓いの方法も紹介されると同時に、私たち日本人が本当の意味で幸福に、願った人生を送るために、日々をどう過ごすべきかに多くが割かれている。

祓詞は付録のCDで聞くこともできるため、時間がない人は活用したいところだ。

(新刊JP編集部)

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