【ファンキー通信】動きで入力する携帯電話
そして携帯電話の入力デバイスも日々進化している。ちょっと前まではダイアルボタンにタッチパネルだけだったが、最近は音声入力対応のマイクやセキュリティ用の指紋センサー、赤外線機能にバーコード入力など、それこそ様々だ。
そしてこの度、お隣の“ＩＴ大国”韓国のサムスン電子社は、画期的な入力デバイスを開発したという。その機能を搭載したケータイ「SCH-S310」は、世界で初めて３次元空間へのジェスチャーによる入力方式を搭載した。つまりは、空中に文字を描くなどし、その動きで操作をすることができるのだ。
ここでひとつ疑問。この機能って・・・逆にメンド臭くないだろうか？ およそ10ケタほどの数字をいちいち空中で描くのって・・・。個人的には「どうなのよ？」って感じだ。「動きで入力する携帯電話！」。字面ではなんとも便利そうだが。
とはいえ、技術として画期的なのは間違いないワケで、例えばボーダフォンの「V603SH」（シャープ製）も３軸地磁気センサーと２軸加速度センサーを集積したＩＣを実装しており、「筐体を振ったり傾けたりすることで操作が可能」としているが、空中で文字を描くまでには至らない。ガンシューティングゲームやゴルフゲームを、ケータイを振って遊ぶくらいだ。
だが、いかに先進的で画期的だろうと一般に浸透するかどうかはまた別の話。韓国系メディアを覗いてみると、「今後、街には携帯電話を振る人が増えるだろう」と予測しているようだが・・・、実際のところどうなのだろうか？（文／verb）
