iPhoneで撮影した写真から自宅や遊び先がバレる? GWや休日は特にジオタグに注意すべし

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ゴールデンウィークなど、大型連休ともなると、お出かけをする人が多いことだろう。
そこで使うのは、iPhoneやXperiaといったスマホの「カメラ」だ。
お出かけした先での風景や、印象に残るものを撮影するのはとっても楽しい。

しかし、その写真には、風景以外の危険な情報が隠れているのを知っているだろうか。

●撮影場所の記録「ジオタグ」とは?
スマホには、GPSが搭載されている。
地図での位置の確認、目的地までのナビ機能など、実に役立つ機能だ。
そのGPSは写真でも利用されている場合がある。それが、
「ジオタグ」である。

これは、撮影した場所の位置情報を含める機能だ。
この「ジオタグ」により、あとでも写真から「どこで撮影したかな」と気軽に確認できる。

たとえば、この機能を利用したものには、iPhoneの「写真」アプリがある。
「写真」アプリを起動し、画面下部の「写真」をタップすると、撮影した時系列順に並ぶだろう。
この時、実は、撮影された場所も表示される。
これは撮影した写真に「ジオタグ」という情報が含まれているためだ。

●メールなどで送る際に注意
この「ジオタグ」は便利な反面、やっかいな問題も含まれている。

例えば、ゴールデンウィークや休日などで出かけた先で写真を撮影したあと、
この「写真」データを、そのまま送ると、位置情報から、どこにいたかバレてしまう場合だってあるのだ。
写真に写っている場所や風景に気をつけて撮影しても、位置情報がはいっていると、自分が居た場所が、他人に簡単にバレてしまうのだ。

●ジオタグを止める方法は「位置情報サービス オフ」
この便利だけど、やっかいな「ジオタグ」は、使いたくなければ、ユーザーが止めることもできる。

iPhoneの場合は、
「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」
 に進み、「許可しない」にレ点チェックしよう。

Xperiaの場合は、
「カメラ」→「設定」→「ジオタグ」
 をオフにするだけだ。

ほかのスマホであっても、
・位置情報サービスをオフにする
・カメラ設定の「ジオタグ」や「位置情報」という項目で、オフにする
こうした設定をすることで利用を止めるこができる。

●「ジオタグ」付きの写真をSNSに投稿するとどうなる?
ちなみに、写真を投稿するとどうなるのか?
ちょっと心配だろう。

しかし、安心して欲しい。TwitterやFacebookでは、写真の「ジオタグ」情報は自的に削除されるのだ。
したがって、SNSに投稿した写真データから自宅などがバレてしまう可能性は低いようなので安心していいだろう。

ただし、SNSにて
「近所のスーパー来ました〜」
「うちの目の前で○○がオープンしました!」
などといった写真は、風景そのものに地域情報(位置情報)が含まれており、その地域を知っている人は、すぐに場所がわかってしまうため、注意したほうがいいだろう。


布施 繁樹