頼まれた仕事を「できない」と断るのはアリ？ ナシ？

本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。4月18日の「社会人意識調査」のテーマは「頼まれた仕事を『できない』と断るのはアリ？ ナシ？」。はたして、その結果は……？
（TOKYO FM「Skyrocket Company」2016年4月18日放送より）

番組パーソナリティの本部長・マンボウやしろ（右）と、秘書・浜崎美保

Q.頼まれた仕事を「できない」と断るのはアリ？ ナシ？

アリ　65.1％
ナシ　34.9％
（回答数：341票）

◆「アリ」派の意見
「自分ができるのか、できないのか、正しい判断をするのも仕事のうちだと思います。結果、できなくて『頑張ってたからそれで良し！』とまわりに言ってもらえるのは、学生の部活までだと思います」
（神奈川県 29歳 女性 公務員）

「無理だと思ったときは断らないと仕事はどんどん増えていくんです……。前の仕事が半分も消化できないうちから溜まりにたまっていくんです。入社して間もないころ、一度それで潰れそうになってしまったので、今でははっきり断りますよ（笑）」
（東京都 28歳 女性 会社員）

「昔、営業で、お客様にできない仕事をできると言ってしまい、信用を取り戻すには時間がかかりました。仕事は自分の許容量を考えて、頑張れば対応できるものは受ける。でも、仕事を受けても達成できるイメージが全く見えないものは立ち止まる。相談する。仕事は一人でするものではありません」
（福井県 33歳 男性 会社員）

◆「ナシ」派の意見
「基本的に上司に頼まれた仕事を断るのは、なしですね。上司はその部下に仕事をしてほしいと思って頼んでいるのですから」
（神奈川県 32歳 男性 会社員）

「『無理』や『できません』と先輩に伝えてしまうと、仕事を振られなくなります。やるしかないんです……。自信がなくても、苦手意識があってもやらなければなりません。経験と場数を踏むことが、いずれ自分の武器になるのではないでしょうか？」
（千葉県 26歳 男性 美容師）

「できない、なんていう選択肢があるんですか？　テーマになること自体が理解できません。僕は社会人になって20数年、できないなんて言ったこともないし、言おうと思ったこともありません」
（東京都 48歳 男性 会社役員）

番組リスナーの投票による結果は「アリ」が約65%、「ナシ」が約35%と、「仕事を断るのはアリ」派が優勢。その中には、仕事の代案を示すなどの前向きな意見も多く見られた。

【世代間でも差は見られず】
今回のアンケートでは世代間でも特に大きな差は見られず、すべての世代で「アリ」派が6割を超える結果となった。「引き受けるのがどうしても無理そうなら断ってもいい」といったように、仕事を引き受けることと、断ること、双方のメリット・デメリットを鑑みて後者を選んだ人も多かったようだ。

【1週間に1日はやりたいこと、自分の好きなことをやろう！】
この日はゲストに精神科医の名越康文さんが登場。現在、仕事を抱えすぎて大変な状態にある人たちに向けて名越さんは「僕自身も、48歳くらいまでは、本当に断れなかったです。30代のときは病院に勤めていましたが、13年間のうち、9年間は“もうやばい！”と思って仕事をしてました。でも当時、水曜日だけは好きな仕事をやっていたんです。もともと、なぜ精神科医をやっていたかというと、子どもを診たかった、10〜20歳の思春期を診たかったんですよ。それは、きつい事例もありますよ。やりたかった仕事だったら、しんどくてもやれない？　一応、公務員でしたから日曜日は丸々休める。そのサイクルで、やり遂げられたと思います」と、自身の経験を交えながら語った。

◆詳しいアンケート結果はこちら https://www.tfm.co.jp/sky/voting/resultからご覧いただけますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

◆4月19日の「Skyrocket Company」はゲストにGACKTさんをお迎えして、「『結果がすべて』という評価、アリ？ ナシ？」というテーマで2時間徹底討論！　投票はこちら https://www.tfm.co.jp/sky/voting/から受け付けていますので、ぜひご参加ください。結果は番組内で発表しますのでお聴き逃しなく！