2016年4月17日、次のような写真付きのツイートが投稿され、大きな注目を集めている。

写真は愛媛新聞のスポーツ面のようだ。ほとんどがサッカーJリーグの試合結果の記事である。ところが、見出しの一部が黒ベタ白抜きでデザインされており、その文字をたどって読んでいくと、「ガンバレくま本」と読めるではないか。震度7の激震に襲われ、今もなお余震が続く熊本県へのエールを表している。

「気づいた瞬間鳥肌立ちました」

冒頭のツイートには2万を超えるリツイートがあり、今も拡散中だ。こんな声も寄せられている。

「気づいた瞬間鳥肌立ちました」「やっぱり"愛媛には『愛』がある"ですね」などという反響があった。

愛媛県民からは「地元として誇らしい」という声が......。熊本市在住者からも「愛媛の方のあたたかく応援して下さる気持ちに触れ、涙が出そうなくらい嬉しいです」という感謝のツイートが投稿されている。愛媛新聞スポーツ面が発信したメッセージは、ツイッターをとおして熊本の人々にも届いているのだ。

愛媛新聞の記事によれば、熊本出身のスポーツ選手の発言に感銘を受けた担当者が、被災地へのメッセージとしてこの見出しを作ったとのこと。


松山市大手町にある愛媛新聞社本社(Joさん撮影, Wikimedia Commonsより)