夏木マリ 新作の豪華制作陣は「ミュージシャンシップに則り」依頼

夏木マリさんが、TOKYO FMの番組にゲスト出演。パーソナリティの住吉美紀が4月13日にリリースされるミニアルバム『朝はりんごを食べなさい』について聞きました。

（4月5日放送のTOKYO FM「Blue Ocean」より）



住吉：今回は、なぜアルバムを作ることになったのですか？

夏木：去年からライブハウスツアーを始めたんですよ。ライブが終わったあとにオーディエンスから質問をもらったら、「何を食べていますか？」、「健康方法は？」とか、健康や美容に関するものが多かったんです。だったらアンサーソングとして、曲にしたら面白いんじゃないかということになって詞を書きためていたんです。

たまった詞をミュージシャンシップに則り、低姿勢でミュージシャンの方にお渡ししていたんですよ。そしたら今年のお正月くらいに曲がぞくぞくと集まってきたわけです。大好きなミュージシャンにお願いしてたから、すごいメンツになっちゃったんで急遽ミニアルバムにしようということになりました。

住吉：タイトル曲の「朝はりんごを食べなさい」は、ゆずの岩沢厚治さんが作曲。ほかにも石野卓球（電気グルーヴ）さん、鈴木圭介（フラワーカンパニーズ）さん、ボーナストラックには斉藤和義さん。忌野清志郎さんの曲も入っているんですね。

夏木：そうなんです。「神さまへ」という曲なんですけど、生前ドラマでご一緒したときにおねだりしたんです。私ももう時間がないので「神さまへ」という曲にしたんですけど、清志郎さんが亡くなってしまったので、今となっては歌っていても違う意味に受け取ってしまいますね。でもライブで歌っていても評判が良かった曲なので、リレコーディングをして収録しました。

住吉：アルバムが全体的にかっこいいし、ほかにはない作品だなって思いました。強烈すぎて聴いちゃいますね。

夏木：そこを狙ってたんですよ。

住吉：「60blues」は作曲も手掛けていらっしゃいますが、歌詞がマリさんの人生そのものですよね。

夏木：そう。私が“ロクマル（60歳）”になった時に、今までは立ち止まったりしなかったんですけど、ちょっと自分の人生について考えてみたんですよ。そしたらかなり笑える人生だったので、これをブルースで歌ったら面白いかなと思ったんです（笑）。

住吉：これ最高ですよね。ずっと聴いちゃうし、現役で働く人にとっても不思議と人生の応援歌になるんです。ある程度生きてきている方にはもちろんですけど、新生活を始めるような人にも聴いてもらいたいです。

夏木：私の人生の失敗を聴いたら、元気になってもらえるかもしれないですね（笑）。

住吉：密度の濃い、本当に聴いてもらいたいアルバムです。

夏木マリさんのライブハウスツアー「MARI NATSUKI MAGICAL MEETING TOUR Live & Talk 2016」が、全国11か所で開催されます。（4月15日の渋谷 TSUTAYA O-WESTはソールドアウト）

「前回のライブハウスツアーでは“最初で最後です！”って言ってたんだけど、今年もコロっと嘘をつきまして2回目をやります！」とのこと。

詳細は、夏木マリさんのオフィシャルサイトをご確認ください。

夏木マリさんのオフィシャルサイト：http://www.natsukirock.com/ http://www.natsukirock.com/