日本有数の寿司好き県・石川が生んだ、今や常識になった回転寿司用設備は?
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年3月30日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県の回転寿司事情について調べていました。
外食でお寿司を食べる1世帯あたりの年間支出額が2万3248円と全国1位の金沢市。回転寿司でもいろいろなこだわりがあるようです。
より新鮮なものをより早く食べられる最新型コンベア
回転寿司のコンベア機を1000台以上も製作している白山市の石野製作所松任工場は、自動給茶装置つき寿司コンベアを日本で始めて開発した工場です。今では当たり前の自動給茶ですが、初めて作られたのは石川県なのですね。
画像はイメージです(Grey Worldさん撮影、Flickrより)
そして、この工場は日本の寿司コンベアのシェア6割強を占めており、世界へも出荷しているそうです。
一番シンプルなものは、おなじみのうろこのコンベアがついたチェーンタイプ、そのほかにもうろこのチェーンがなく、皿とレーンについた磁石で動くチェーンレスタイプもあります。
しかし、最近は回っているお寿司を取らずオーダーしてお寿司を食べる人が多く、そこで開発されたのが注文品を運んでくれる装置、特急レーンつきコンベアです。子供が喜ぶ新幹線などの形をして、テーブル横でトレイがとまってくれて便利ですよね。
そして、さらにパワーアップしたものが、いち早く「海天すし押越店」に導入されています。テーブルの目の前までレーンが延びお寿司を運んできてくれるコンベア。トレイを回収する手間も省け、お寿司も取りやすく、時間の短縮になっています。
しかもレーンは2段式。上の通常レーンには一品料理やさしみなどが運ばれてきます。レーンが混み合う心配もなく、より便利に新鮮なお寿司が食べられるようになりました。
寿司好きの県民性を理解して、コンベアもどんどん進化していますよね。(ライター:りえ160)