世はまさにゆるキャラ戦国時代、と言っても過言ではないほど、数多くのゆるキャラが存在している現代日本に、特徴的な口調の新キャラが登場した。福岡を中心に展開するアミューズメントホール「HIBARI」の公式キャラクターに就任した「ひばりんご」は、「ンゴ」という語尾で話題を集めている。あれ、この語尾、どこかで見かけたことがあるぞ......?


提供:ヒラオカコーポレーション

可愛い見た目に個性山盛りの「ひばりんご」

「可愛いボクがHIBARIの公式キャラクターに就任♪これからお前らにドンドン愛想を振りまいていくンゴよ」

という公式ページにある挨拶には、その特徴が凝縮されている。「ンゴ」という語尾は、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで活躍していたドミンゴ・グスマン選手を語源とした「なんJ語」と呼ばれるネットスラングの1つだ。野球について語る掲示板発祥だが、現在では広い範囲に広まっている。

それに加え、「可愛いボク」という言い回しは、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」に登場する輿水幸子にも通ずるところがある。果たしてこれらは偶然なのだろうか...?


ツイッターをするひばりんご(提供:ヒラオカコーポレーション)

ツイッターでもその特徴的な口調を披露しており、それに対してツイッター上では、

など、好意的な反応が多く投稿されている。

可愛らしいルックスと特徴的な語尾、「今一番欲しい物/知名度」など、プロフィールから見え隠れする腹黒さなどが強烈な個性となり、フォロワーも一気に4000人を突破した。

ひばりんごのネット上での反響に関して取材したところ、担当者は、

「スタッフ達も特に違和感なくひばりんごと接しておりましたので、インターネットで話題になったことにとても驚いています」

と語った。また、この語尾は「ひばりんご自身が自然に使い始めた言葉」だという。

ひばりんごは単なるマスコットキャラではなく、一社員でもあるため、業務として多くの店舗を回っている。そうした日々の活動の中でもひばりんごは好評だという。

「一緒に写真を撮ったり、抱きついてもらったりと、ご好評を頂いております。
お客様にももちろんですが、スタッフにも大変かわいがってもらっています」

提供:ヒラオカコーポレーション

そんなネットとお店の両方でブレイクしつつあるひばりんごは、やはりあの大舞台を目指している。今後についての意気込みのコメントも届いた。

「もちろんゆるキャラグランプリ1位を狙っています!
また、ひばりの広告塔として、ひばりんご本人の知名度アップ、お店に来て頂けるようなお手伝いをしたいと言っておりました」

なお、発言や立ち振る舞いからネットスラングに詳しいという噂があるが、それに対しては、

「なんのことだかさっぱりわからないンゴ〜」

とのこと。