「にやける」「姑息」...意外と知らない、日本語の本来の意味
画像はイメージです(Caleb Roenigkさん撮影、Flickrより)
「独自に選んだ間違った意味で使われがちな言葉を紹介していくぜ」。そんな興味深いスポットが、コミュニティアプリ「アンサー」に立ち上がった。このスポットでは誰もが聞いたことのある言葉や物の名前について多くの日本人が間違えている意味についてスポット主が紹介していく。「これは知っている」というものから全く知らなかったものまで幅広く説明しており、予想以上の良スポットになった。
姑息=正しくは「一時のまにあわせ。その場のがれ」
まず挙げられたのは「にやける」という言葉。日常的に使用する言葉だが多くの人が誤用しているという。「口元が緩んで笑顔になること。薄笑いを浮かべること。」というのは間違いで「男が女のように色っぽくしたり、なよなよすること。」というのが正解である。
これには多くの投稿者が「へぇぇぇ!」や「ええええ!」と驚きを隠せないようだ。その後は「情けは人のためならず」や「煮詰まる」、「確信犯」のように、本来の意味と全く反対の意味で使用されている言葉が飛び出し「良スポ」「面白いスポット」と言わせしめている。
ほかに「なしくずし」や「姑息」などのよく使われる言葉が続き、その間違いを暴露していく。筆者も思い切り間違って使っていた記憶がある。しかも「姑息」(正しくは「一時のまにあわせ。その場のがれ」)などは「ちょっと難しい言葉使ってやったぜ」なんていい気になっていたのだから「穴があったら入りたい」気分である。とほほ。
言い間違いされやすい言葉を紹介!
スポット主の懐は深い。これだけの言葉の誤用のほかに言い間違いされがちな言葉のストックまであるらしい。
「間が持たない」が実は「間が持てない」であることから、「愛想を振りまく」ではなく「愛嬌を振りまく」のようなほんの少し違う言葉や知っているけどついつい間違えてしまうような言葉などを紹介している。
ここまでで「日本語は難しい」「言葉は古来から移り変わりながら今に伝わってきたものだから、言葉遣いが乱れてるというよりも変わってきてると捉えるべきなのかもしれない」という深い解釈がスポットに生まれている。
最近では「じわじわ(おおしろさが)くる」ことを「じわ」というらしい。数年後にはこれが普通になっていることを考えると「じわ」る私である。(ライター:ファエマ)