いまツイッター上で、新潟駅に滝が現れたと話題になっている。2016年3月16日、次のような写真付きのツイートが投稿されたのが発端のようだ。

場所は、新潟駅万代口の広場。「本日から公開のトリックアートだそうです」というコメントが添えられている。見る位置や角度によって見え方が違うそうで、「120cmくらいの高度で写真に撮ると一番良く見えるそうです!」と付け加えられている。

「滝ができててびっくりした」

冒頭のツイートに関して、さまざまな投稿が寄せられている。

実際に行って見てきた人から、「滝ができててびっくりした」「すっげぇーー」「写真撮るの恥ずかしくなかった」などといった報告が届いている。

新潟駅のウェルカムボードに...


新潟駅万代広場の3Dアートで遊ぶ(画像提供:新潟市新潟駅周辺整備事務所)

Jタウンネット編集部は早速新潟に電話をして、聞いてみた。電話で答えてくれたのは、新潟市都市政策部の新潟駅周辺整備事務所の担当者だ。

「新潟駅の広場がアスファルトで覆われたままで、ちょっと寂しい、殺風景ということで、3Dアートを制作することにしました」と担当者。滝を描いた絵が、幅3メートル、長さ16メートルのビニールに印刷され、アスファルトの上に貼られた。真上から見ても、滝には見えないが、高さ120センチで、ある角度から見ると、滝が見えるトリックアートである。市の公式サイトでも告知されている。

「新潟駅のウェルカムボードとして、また来訪者の撮影スポットとして、活用してもらいたい」と、担当者は設置の目的を力説する。また撮影された画像がSNSで拡散されることも期待しているとのこと。

今年4月には、新潟市でサミット関連の閣僚会議「G 7新潟農業大臣会合」が開催される予定。6月には、AKB48の総選挙も行われるという。新潟が一躍注目を集める好機と捉えているようだ。

新潟を訪れる人の興味を引き、楽しい話題を提供したいという狙いは、果たして達成できるだろうか。

ツイッター上にはこんな写真も投稿されている。

「新潟駅に絶景の滝が現れたので遊んでみた!」という報告だ。

またインスタグラムで「#新潟駅」で検索してみると、滝の3Dアートの写真がたくさん投稿されている。この状況を見るかぎり、滑り出しはなかなか良さそうだ。