富山県北西部に位置する高岡市は、加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展した、富山県第2の都市だ。藩主に奨励された影響もあり、鋳物に代表される伝統工芸や工業、商業が盛んである。

この高岡城内にある高岡古城公園動物園の説明板がなんだか「変」だ、とツイッター上で話題になっている。

真面目にふざけていますね...

2016年3月13日、次のような写真付きのツイートが投稿された。

写真で紹介されているのは、園内で目に留まった案内板や説明板。たとえばムジナには「魔法少女まどか☆マギカ」ならぬ「普通動物むじな☆ムジナ」とロゴが書かれていたり、アライグマのところでは往年の名作RPG「ウィザードリィ」で多くのプレイヤーの心にトラウマを残した「いしのなかにいる!」のメッセージがパロられていたり、ペンギンが「孤独のグルメ」になっていたり......と、古今のアニメや漫画、ゲームなどのネタが豊富に盛り込まれているのだ。

高岡古城公園(Izu naviさん撮影,Flickrより)

上記のツイートには、こんな反響があった。

「真面目なのか、ふざけているのか」という問いには、投稿者はこう答えている。

「真面目にふざけていますね...(笑)」とのこと。

他に、下のような声も寄せられている。

「私の中で富山が日に日に不思議の国になっていくのだが」「なんか色々と解説で遊んでるところ増えてるな」などなど驚きの声が......。

「ここの飼育員はオタクしかいないのか」という意見もあったが、「いろいろがんばっとる思う」と、概ね好評である。

「結果的に低予算な宣伝として効果的だと思う」と絶賛する人もいた。

高岡古城公園動物園カピバラの案内板(CapybaraJPさん撮影,Flickrより)