“そこそこ”目立つポジションがいい…



――2012年の映画『死ガ二人ヲワカツマデ…』で俳優としての活動をスタートされましたが、以前からやってみたい気持ちはあったんですか?

興味はありましたね。なんとなくですが。

――もともと、目立ちたがり屋の性分なんでしょうか?

子どものころはどちらかというと目立たないほうだったんですよ。小学校の三者面談で担任の先生に「もっと活発に」と言われたりしてましたから。

――いまの姿からは想像もつきません(笑)。俳優活動ではメイクも普段と違いますし、いつもとはまったく違うキャラクターを演じることになりますね。

ただ、僕としては「ゴールデンボンバーの喜矢武豊が舞台に出てる」というふうに見てもらいたいですね。ソロで活動してるっていう意識は全然ないですし、あくまでゴールデンボンバーの活動の一環という気持ちです。

――俳優として成長は感じますか?

ちょっとかじった程度で「成長してます」なんて言ったら、世の中の俳優さんたちに殴られますよ! まだ足を踏み入れたばかりですし、足を踏み入れて果たしてよかったのか? とも思いますが(苦笑)。世間からしたら、たかがバンド風情…というかバンドですらない、よくわかんないヤツらですからね。



――色眼鏡で見られてしまう部分はどうしても…

そりゃそうだと思いますよ。ワケわかんないパフォーマンス集団のヤツがいきなり入ってきやがったって感じでしょうから。本当にすみません!なんとか頑張ります!という気持ちです。

――とはいえ、これで2度目の舞台主演です。認められてきたからこそ2度目があるのでは?

いや、そこは正直「こいつ出しときゃ儲かるだろう」って思われてるんじゃないかと(笑)。

――人前でパフォーマンスするという点では、普段の活動と同じではありますよね?

でも、演技は難しいです。いままでキャリアを積んできた俳優さんたちの実力は、僕とはケタ違いですから。本当なら、主演じゃなくてもうちょっと端っこのほうにいたいんですけど…

――脇役願望?(笑)

そうそう。あんまり一番になりたいタイプじゃないんですよ。責任を持つ主役がドーンと中央にいて、その少し横で、責任を背負わずにそこそこ目立つポジションが一番おいしいなぁって思います。



――それはゴールデンボンバー内でも?

そもそも、ゴールデンボンバーはVo-karu(鬼龍院翔)の人以外、何もやってないですからね!(笑)

「俳優・喜矢武豊」に対する金爆メンバーの反応は…?



――メンバー内で本格的に俳優業をやっているのは喜矢武さんだけですよね?

そうなんですよ。聞いたことないけど、みんな、やってみたいのかな? 最初に話が来たときも「なんでオレ?」と思ったけど…。これは推測ですが「ゴールデンボンバーに」とオファーが来たときに事務所が勝手に「じゃあ、喜矢武で。あいつ、俳優やりたがってたし」って感じで決めたんじゃないかと(笑)。

――メンバーは前回の舞台を見に来られたんですか?

Vo-karuとBe-su(歌広場淳)は来てましたね。Doramuの人(樽美酒研二)は来てなかったかな…?(笑) メンバーからの感想は「頑張ってたね」とか…まあ、だいたい茶化したりネタにされたりするんですよ(苦笑)。だから、自分から話はふらない。

――メンバー間でそうやってイジり合ったりするの、楽しそうですが(笑)。

マンネリですよ(笑)。もう付き合いも長いですし、プライベートでわざわざ一緒に遊びに行くこともあんまりないですしね。でも、仲が悪いってことは全然ないし、何かネタがあると、積極的に誰かがイジってくるんですよね。



――今後、俳優としての目標や野望はありますか?

具体的には何もないです。いま、いろいろ出させていただくこと自体、不思議でありがたいことだし、たまたまというか奇跡に近いですからね(笑)。この仕事、オファーをいただいて成り立つものなので、向こうから声を掛けていただかないと何もできないですし。

――あくまで声を掛けられるのを待つと…?

本当はドラマとか出たいけど、こっちから言うのもアレなんで…こういうインタビュー記事とかで、僕の心の内をうまいこと…

――要は「いろいろ出たい」わけですね(笑)。

夢物語のレベルで言うと…三谷幸喜さんの作品とか。あと、小栗旬さんが好きなので、共演したいですね。でも、小栗さんは背が高いので、「あいつ、チビだな」って言われちゃうかなぁ…?(笑)



――もともと、どういうタイプの作品が好きなんですか?

高校のころはレンタル屋で100円の旧作の洋画を借りてよく見てました。『ショーシャンクの空に』とか『海辺の家』とか好きでしたね。あとはなんと言っても『もののけ姫』が大好きです! あ、ジブリの作品の主演声優やりたいです!!

――「具体的にない」と言い切ってから結構、いろいろ出てきましたね(笑)。

あとはやっぱり、『スター・ウォーズ』かな? もう新しい作品は作られないと思ってたら新シリーズが始まりましたからね。このままずっと続けば、いつか自分も出られるんじゃないかと期待してます。

――「ハリウッド進出」はゴールデンボンバーとしても以前から掲げてましたね。

あっちこっちで「金爆、ハリウッド進出宣言!」とか出ちゃったので、最近は言わないようにしてるんですけどね(苦笑)。



【プロフィール】
喜矢武 豊(きゃん・ゆたか)/1985年3月15日生まれ。東京都出身。B型。2004年、鬼龍院翔とともにエアバンド・ゴールデンボンバーを結成し、以来Gita-を担当。「女々しくて」が大ヒットを記録し、2012年から4年連続で紅白歌合戦に出場している。2012年、映画『死ガ二人ヲワカツマデ…』で俳優デビュー。2015年『ふしぎ遊戯』で初舞台を踏む。『GOKŪ』は2作目の舞台となる。
【Twitter】@yutakya_n
【ブログ】http://ameblo.jp/kyan-yutaka/

■舞台『GOKŪ』■
日時:2016年2月16日(火)〜28日(日)
場所:AiiA 2.5 Theater Tokyo
http://stage-goku.jp/
http://www.nelke.co.jp/stage/GOKU/


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今回インタビューさせていただいた喜矢武豊さんのサイン入りチェキを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:キャンペーンは終了しました。

■当選者確定フロー
・当選者発表日/2016年2月22日(月)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月22日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。2月25日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
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