聖パウロが力の差を見せつける

2ラン本塁打を放った菅野 岳史(聖パウロ学園)

 先制したのは都立拝島だった。初回、相手のエラーで出塁した井口 有朋が盗塁で得点圏に進む。そして栗秋 草太がタイムリーを放った。

 2回、先制を許した聖パウロ学園は反撃する。送りバントを都立拝島の捕手が悪送球。その間にランナーがホームに返り、まずは同点に追いつく。その後、満塁の状況にして松本 和己の逆転タイムリー、菅野 岳史の押し出し死球、都立拝島バッテリーのワイルドピッチ、併殺崩れなどでこのイニング6点を奪い、あっという間に突き放した。

 聖パウロ学園は4回に菅野が2ランホームランを放ち、リードを広げる。

 6回には岩渕 光と松尾 奎吾の長打によるタイムリーで4点を追加。合計12点となる。その後は立川 幸佑から沖倉 樹の継投で初回の1点に抑え、6回コールド勝ちを決めた。

 都立拝島は4投手の継投で執念を見せたが、聖パウロ学園の投打に2回以降は沈黙した。

(文=高校野球ドットコム編集部)

関連記事・2015年秋季大会特設ページ・あの学校の取り組みは?!東京都の野球部訪問を一挙紹介!