太田基裕が抱く、役者としての矜持「自己満足で終わりたくない」
ついにブルームの謎が明らかに!?
――12月に舞台『CLUB SLAZY The 4th invitation〜Topaz〜』の上演が決定しました。今回で4回目となるシリーズものですね。
大都会のとある場所に存在すると言われる『CLUB SLAZY』というクラブで、悩みや哀しみに暮れる女性たちを招待して、僕らがその心を癒してあげるというのが大まかなストーリーです。
――お芝居あり歌ありダンスあり?
――太田さん演じるブルームは、「CLUB SLAZY」のセカンドエースで、今は代理トップエースという役どころですね。
本人はトップになることを望んでいないんですよね。実力は十分あるのに、二番手のほうが居心地がいいと思っているタイプ。人と関わるのも面倒だと思っている反面、胸に秘めた思いや人に対するやさしさも持っているヤツなんです。
――ミステリアスな雰囲気をまとってますよね。
1stと2ndでは、なぜ彼がそういう人間になったか触れられていなかったし、3rdには出演していなかったので謎のままだったんですが、ついに4thでその謎が明かされる!…かもしれません(笑)。
――おぉ…期待しています!(笑)
僕もブルームのバックボーンが気になっていたので、彼が背負っているものや、心の奥底にあるものを知ることができるのが楽しみです。新鮮な気持ちで演じられるんじゃないかな。
現場は高校生の昼休みのノリです(笑)
――この舞台は歌やダンスで魅せるシーンが多くて、役者さんには歌唱力やダンスの高い技術が求められると思うのですが…。普通の舞台よりもプレッシャーが強かったりしますか?
正直プレッシャーはある。ありますけど、なんだろう、その役が魅力的に見えるような演じ方を第一に考えて、それにプラス、歌があってダンスがあって…というふうに考えています。
――歌は任せろ!って自信満々かと(笑)。
歌は好きなんですけど、自信があるかって聞かれると、答えづらいなぁ(笑)。でも役として舞台に立っている以上、ブルームらしく堂々と演じられるように頑張ります。
――今回の舞台が上演されるにあたって、楽しみにしていることはありますか?
僕自身はお芝居の部分がけっこう好きなんですけど、キャスト同士のくだらないやり取りが逆におもしろいというか。コメディ要素もあるので、クスッと笑っていただけるはず!
――歌やダンスはキレッキレでカッコよく、一方でお芝居はアットホームな感じもありますよね。
そのあたりを今回も気心の知れたメンバーたちと、稽古をしながら詰めていきたいと思っています。あと、今回は初めて大阪公演も行うので、たくさんの方に見ていただけるのも今から楽しみです!
――稽古はどんな雰囲気なんですか?
出演者が全員男なので、くだらないことで盛り上がってますよ。高校生の昼休みのノリで(笑)。
――やっぱりシリーズ化してくると、現場の空気感って違ってくるものですか?
稽古に入ったばかりでも、みんなすぐに馴染んでいきますね。「ただいま〜」「おかえり〜」という、それこそアットホームな感じです(笑)。