INSIGHT NOW 編集部 / クイックウィンズ株式会社

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今日、8月20日は「蚊の日」です。

蚊です。あの寝入りばなに耳元でブーンと飛び回るくせにつかまらない、ちょっと庭に出るだけで群がってくる、蚊です。あの蚊に記念日があるとは知りませんでした。

ノーベル賞受賞者ロナルド・ロスが、マラリア原虫がハマダラカにいることを発見した日にちなむとのことです。

彼は1898年マラリア原虫がハマダラカの胃にいることを実証し、西アメリカでこれが感染の原因であることを証明しました。彼はこれにより、1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

昨年、代々木公園でデング熱が発生して大騒ぎになったことは記憶に新しいですが、そのせいもあってか、今年の夏は早くから蚊の対策グッズの商戦が華やかでした。

スプレータイプの殺虫剤、昔ながらの渦巻き型の蚊取り線香、電子蚊取り器などの蚊を殺すタイプのものと、いわゆる虫除けスプレーなどの蚊を寄せ付けなくするタイプの2タイプに分かれています。いずれも、大容量が目立ちます。

また、今の蚊対策グッズは、「やさしい香り」、「肌にやさしい」という製品が多いことに気が付きます。殺虫剤、虫よけ剤の匂いや刺激の強さは、ずいぶん改良されてきています。それだけ生活に浸透してきているのでしょう。

デング熱にかかった人が病院で「二度と蚊に刺されないようにしてください」と言われたという話が一時期ネットで出回っていました。これはネタかもしれませんが、蚊に刺されないようにするのは至難の業です。

今年もまた、人間と蚊の戦いは地道に繰り広げられているのです。