降板直後の8回にデスパイネの2点二塁打などで逆転

 ロッテの涌井秀章投手が14日、5年ぶりの2ケタ白星となる10勝目(7敗)を挙げた。

 オリックス戦(ほっともっと神戸)に先発。初回1死三塁から糸井の二ゴロの間に1点を先取され、3回には2死二塁から山崎に左前適時打で2点差とされた。

 劣勢の苦しい投球となったが、最速141キロ直球にスライダー、シュート、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使。7回89球、6安打2失点とテンポの良い投球を見せた。

 打線は1点を追う8回1死一、二塁からデスパイネの左中間2点二塁打で逆転。デスパイネは7回先頭で中越え15号ソロを放つなど全3打点を挙げた。

 涌井は西武時代の10年以来、5年ぶりの10勝目をゲットした。