ぶっちゃけ、ご祝儀って辛くないですか? 結婚式出席における本音を聞いてみた

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俗にアラサーと呼ばれる世代に差し掛かると、多くの人に“結婚式ラッシュ”が訪れます。私も数カ月に一度、いやヘタしたら月一ペースで結婚式に招いていただいたことがあったっけ。
こりゃあ、めでたい! ……とは言いつつ。野暮なことを言うと、財布が痛かった。はっきり言って、「ご祝儀」に参ってた。最低でしょうか? でも、しんどかったもの!

この思い、私だけではなかったみたいです。それを証明するのは、株式会社アールキューブ(東京都渋谷区)が首都圏に住む20〜40代男女(合計176名)を対象に実施した「ご祝儀」に関するアンケート。
この調査で皆さん、いろいろとぶっちゃけてくれてるんですよ……。

まずは第一の設問、「正直、ご祝儀3万円は辛いですか?」というあまりにも単刀直入なクエスチョンから見ていきましょうか。

結果、「はい(辛い)」が66.5%で「いいえ(辛くない)」が33.5%となりました。要するに5人中3人は、ご祝儀金額に不満がある。お祝いの場だったとしても、お財布事情は大問題なわけですね……。

でも、いくらならば適当なのだろう。悩みどころだ……。というわけで「ご祝儀でいくら包むか、悩んだことありますか?」と問いかけたところ、「はい」回答は69.9%で「いいえ」回答は30.1%でした。

データによると、カップルが友人なら3.0万円、部下なら3.9万円、教え子なら3.7万円という額がご祝儀の相場となっているらしい(ブライダル総研調べ)。
その上、1回の結婚式に参加すると、披露宴+二次会+ヘアセット・ドレス(女性)で総額4〜6万円の出費になってしまいます。……痛いよ!
ちなみに「ご祝儀を3万円未満で包んだことがありますか?」と質問に対しては、「はい」回答は21.6%で「いいえ」回答は78.4%でした。そして、ここで「はい」と答えた人の8割は2万円のご祝儀を包んでいるようです。

この流れで問いかけたいのは、「『ご祝儀貧乏』で悩んだことはありますか?」というクエスチョン。結果、「はい」回答は63.1%で「いいえ」回答は36.9%になっています。

何しろ今回のアンケート、結婚適齢期である28歳前後の回答者が多かった。同僚や学生時代の友人の結婚が重なり、結婚式に月2〜3 回出席したなんて方もいるらしい。「お金がない!」と嘆くのも、道理ですね……。

ここで、いよいよ個人的にハイライトな設問が登場。「あまり関係の深くない知人の結婚式に招待されたとき結婚式に参加することを躊躇したことはありますか?」。
個人的に大声で「ハイ!」と手を挙げたい心境ですが、他の方々はどうなのか。結果、やはり「はい」回答は73.3%もの票を集めており、「いいえ」回答は26.7%でした。

しかも「はい」回答者からは、理由としてこんな意見が寄せられています。
・「この人に3万円払いたくない(金銭的理由)」
・「自分の結婚式に呼ぶ予定がない人だから」
・「ご祝儀が、自分の結婚式の時に戻ってこない可能性があるから」
同感! でも、ぶっちゃけてますねぇ……。

では最後に、こんな設問を。「ご祝儀3万円or会費2万円(引き出物なし)挙式に呼ばれた場合、どちらを払いたい?」。
結果、「会費2万円で参加したい」派は64.2%で、「ご祝儀3万円で参加したい」派は35.8%でした。

6割以上の人が「引き出物はいらないから安くしろ」という心境だった!

元も子もない話ですが、切実です。そして「気持ちはわかる」と、独身勢で肩をたたき合いたい。
(寺西ジャジューカ)