日銀総裁「予断持たずに判断」
日銀の福井俊彦総裁は6日、参院予算委員会で、量的緩和政策の解除に関して答弁し、解除の目安としていた消費者物価指数について、「安定的に(前年比)0%以上であるか、予断を持つことなく日銀金融政策決定会合に臨み、客観的に判断する」との見解を示した。そして、「経済を長期的、持続的な成長軌道に乗せなくてはならない。適時適切なタイミングで金融政策を施す」と述べた。
小泉純一郎首相は、デフレ脱却の認識について、「確かにデフレ脱却の兆しは見えたものの、このまま脱却したとみていいのか」と述べ、「デフレ脱却とはいえない」との認識を示した。
また、日銀の独立性に触れながら、「政府、日銀が一体となってデフレ脱却を目指さなければならない中で、景気回復を頓挫させてはいけない。(市場は)日銀総裁の発言に耳をそばだてている。慎重に考えていただきたい」と述べた。
平野達男議員(民主)の質問に答えた。【了】
■関連記事
拉致「対話なしに解決できぬ」
首相が行革法案成立に意欲
■関連リンク
参議院
日本銀行
小泉純一郎首相は、デフレ脱却の認識について、「確かにデフレ脱却の兆しは見えたものの、このまま脱却したとみていいのか」と述べ、「デフレ脱却とはいえない」との認識を示した。
また、日銀の独立性に触れながら、「政府、日銀が一体となってデフレ脱却を目指さなければならない中で、景気回復を頓挫させてはいけない。(市場は)日銀総裁の発言に耳をそばだてている。慎重に考えていただきたい」と述べた。
平野達男議員(民主)の質問に答えた。【了】
■関連記事
拉致「対話なしに解決できぬ」
首相が行革法案成立に意欲
■関連リンク
参議院
日本銀行