国内の独立系投資顧問会社、AIJ投資顧問が企業年金から運用を受託していた約2000億円の大部分が消失していることが証券取引等監視委員会の検査で発覚した。顧客の多くは建設業者や電気工事業者、運送業者ら地域の中小企業や業界団体がつくる総合型といわれる厚生年金基金で、アドバンテストや安川電機などの企業年金もあった、という。老後の暮らしのために貯えてきた年金が、減額されたり支払われない可能性も出てきた。消失した