9日、フジテレビ「すぽると!」では、今季18ゴールで2年連続単独得点王に輝いた川崎フロンターレ大久保嘉人が出演。喜びの声とともに移籍報道の裏側を明かした。

「史上初っていうのが欲しかったので、すごい嬉しいです」と喜んだ大久保だが、「喜びを誰に伝えたいか」と聞かれても「そうですね、ないですね。子供言いたいな」と素っ気無い。

ACLやW杯もあった今年については「試合数は非常に多かったんですけど得点王獲れたし忘れられない一年」としながらも、体力的には「すごいきつかった。痛いところも出てきましたし、W杯帰ってきてからも調子が上がらなくて苦しかった」とも。7試合連続ノーゴールという時期については「考え過ぎるとキリがなかったので、いつか入るだろうなと思って開き直ってやってました。入らなかったら運がなかったと思ってました」と振り返った。

また、32歳にしてゴールを量産する秘訣を「得点のパターンは増えましたし、今、昔に比べて自信を持ってシュート打ててるので、それがいいかもしれない。普通は迷ったりする。でも今は迷わない」と話しつつ、「若いうちは変なことを考えて。ループだったり股抜きで決めてやろうとか、そういうのを考えてしまう。だけど今はそういうのは全くです。シンプルに(ゴールを決める)」と言い、内面の変化を挙げた。

さらに契約が満了した今季、複数クラブが獲得に乗り出すもフロンターレ残留を決めた大久保。「最初は考えたんですけど、もう途中からは移籍しようと思ったんで。ずっと思ってました。フロンターレはもうないなっていう、残らないなっていうのは思ってた」とズバリ言い放つも、「最後の最後で(中村)憲剛さんがみんなを集めて残ってくれっていうのを言われたのでそれは本当に嬉しかったですし、このチームで優勝したいなっていうのはその時思いました」と明かした。