ヤンキースがジーターの後釜候補として獲得したオランダ出身24歳、ディディ・グレゴリアス [Getty Images]

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 現地時間5日、ヤンキースはダイヤモンドバックスとタイガースとの間での三角トレードの成立を発表。先発のシェーン・グリーンをタイガースへ放出し、左腕のロビー・レイとマイナーの19歳内野手ドミンゴ・レイバの2人がタイガースからダイヤモンドバックスへ移籍。ヤンキースはダイヤモンドバックスからオランダ出身ショートストップ、ディディ・グレゴリアスを獲得した。

 静観を続けていたヤンキースがついに動いた。“スーパースター”デレク・ジーターの引退によりぽっかりと空いていたショートのポジションに、オランダ・アムステルダム出身の内野手グレゴリアスを獲得。まだ粗削りながらも抜群の身体能力を活かした好守が魅力の24歳が、ジーターの後釜としてどれほどのパフォーマンスを見せるのか期待が集まる。

 今シーズンは80試合に出場し、打率.226、6本塁打、27打点。ヤンキースのショートストップとしては数字としては物足りないところは多々あるが、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「彼はまだ発展途上の選手である」とコメント。起用法に関しても、ベテランのブレンダン・ライアンらとの併用を示唆しており、即戦力というよりはじっくり長いスパンで見ながら、ということになりそうだ。

 また、ヤンキースがタイガースへ放出したシェーン・グリーンは26歳の先発右腕。今シーズンは田中将大の離脱を契機にメジャーでの出番を掴むと、7月以降の3ヵ月で5勝をマーク。後半戦ローテーションの救世主的な活躍を見せていた。

【トレード】

ヤンキース

シェーン・グリーン P/26歳

 ↓

◆ タイガース

ロビー・レイ P/23歳

ドミンゴ・レイバ IF/19歳

 ↓

◆ ダイヤモンドバックス

ディディ・グレゴリアス SS/24歳

 ↓

ヤンキース