な〜んにも送れないのに!? 不思議なSNS「Yo」が世界で流行ってるワケ

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皆さんは「SNS」というと何をイメージしますか? Facebook、Twitter、LINEなどなど……日本にも馴染みの深いものが思い浮かびますよね。これらに共通する点としては、当たり前ですが“言葉”を使ったコミュニケーションツールであるということ。

しかしこんな“当たり前”の共通点を根本から覆すSNSがあるんだとか……。それがこの『Yo』!

 

■使えるワードは『Yo』ひとつだけ

シリコンバレーで生まれた新しいSNS『Yo』、なんと話せる言葉が「Yo(ヨゥ)」オンリー! 日本人から見ると「Yo」ってラッパーがよく使うイメージですよね。アメリカではティーンを中心に「やぁ」、「ねぇ」といった軽い声かけの意味で使われるスラング。わたしたち日本人が使う場面って……まぁ、ほとんどありません。その滅多にない機会を与えてくれるのが「Yo」なんです! Yo!

 

■短いながら深い「Yo」

使い方は簡単。まずはID登録から。IDとPWを設定したら完了です。「+」マークから、友達の『Yo』のIDを入れましょう。友達の中で『Yo』を使っていない人がいたら……残念ながらそこで試合終了です。「INVITE」で友達を『Yo』に連れてきてみてくださいね。

友達を追加したら、友達の名前をタップするだけ! これだけで相手に「Yo」と送れます。なんなら何回もタップして「Yoテロ」だってできます(笑)

相手からも「Yo」が返ってきました。微妙なハスキー声で「ヨゥ!」と言われてしまいました。うーん、シュール! 牽制の「Yo」なのか、感嘆の「Yo」なのか、単なる暇潰しの「Yo」なのか、さっぱり分かりません。

う〜ん……悩ましい! これは何の「Yo」なの? そんなあなたが質問するために与えられた言葉はたった1つ。そう、「Yo」! なんだか哲学的になってきましたね。ただ、こんなたった1つの言葉のやりとりが、使ってみると案外すごく楽しいんです!

 

■「Yo」世界で一気に爆発中!? ユーザーはすでに100万人突破

もともと、エイプリルフールのジョークアプリとして生まれた『Yo』。このアプリを作るのにたった半日しか要しなかったというほど、シンプルなアプリです。

画像も文字もな〜〜んにも送れません。送れるのは「Yo」この一言のみ。このシンプルさがウケたのか、6月には世界中ですでにユーザー100万人を突破。120万ドル(1.2億円)の融資も得ることができ、今や、世界で大注目のアプリになってしまいました。

 

使ってみると、「Yo」この一言だけで、人と繋がっている感じがするんですよね。特に用事もないし、報告し合う内容もない。だけど人となんとなく繋がっていたい……。そんな現代人のサミシサを埋めてくれるのがこの『Yo』なのかもしれません。

あなたも1度「Yo」してみると、ヤミツキになっちゃうかもしれませんよ?