6日の国際親善試合でオランダ代表と1−1で引き分けたイタリア代表。ロスタイムに同点弾を挙げたMFマルコ・ヴェッラッティは、試合直後にこう語った。

「うれしいよ。試合を取り戻すことができたし、僕は代表での初ゴールを決められたからね。引き分けることは重要だった。終盤は同点弾に迫っていたんだ。最後に決まったね。正しい結果だったと思う」

次に、ヴェッラッティは「契約は6月で切れる。もちろん、セリエAに戻りたい」とコメントした。これは同選手のミスだ。彼とパリ・サンジェルマンの契約は今季で満了にはならない。だが、ヴェッラッティは「メルカートではあらゆることが起こり得る」と述べている。

ローマにはもうズデネク・ゼーマン監督がいない(「彼には連絡をした。こういうことになって残念だ」)。イタリア復帰の場合に最も可能性が高いと見られるのは、昨夏も動いたユヴェントスだ。ヴェッラッティは「彼らのことはずっと偉大なクラブと考えてきた」と認めている。

パリで『ユヴェントス・チャンネル』をチェックしているかと聞かれると、「ノー。『ペスカーラ・チャンネル』ができるのを待っているよ。僕はペスカーラのことを考えるんだ」とコメント。最後に、「ゴールは僕を信じてくれたチームにささげる。(アルベルト・)ジラルディーノに感謝しなければいけないね。素晴らしいアシストをしてくれた」と語った。

そのジラルディーノはこのようなコメントを残している。

「このチームには多くの若手がいる。今日は(マリオ・)バロテッリと(ステファン・)エル・シャーラウィというすごく若い攻撃陣だった。これがこれからのイタリアだ。今日の僕らはオランダのような、とてもボールをうまく扱えるチームと対戦した。でも、最後には同点弾を挙げることができたね。もっとプッシュしていたら、勝つこともできたかもしれない」

「代表に復帰し、久しぶりにこのユニフォームでピッチを味わうことができたのは、すごくうれしいよ。この20分間のプレーと、ヴェッラッティへのアシストができたことに満足している。僕にとって、グループの一員になるのは重要なことだ。このユニフォームはいつだって僕にとって重要なんだよ」

「今の選手たちには素晴らしい才能があり、未来がある。少し忍耐が必要だ。次は大事なワールドカップ予選だし、それからコンフェデレーションズカップがある。そこでのイタリアはもっとギアが入っているだろう。2日で親善試合の準備をするのは難しい。全力で仕事ができないんだ」