ミランは30日のセリエA第15節で、カターニアに敵地で3−1と勝利し、勝ち点を20に乗せた。シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が幸運をもたらしているのか、チームがうまく溶け込みつつあるのか…確かなのは、ミランが大いに満足しているということだ。

その筆頭が、ゴールを決め続け、夢を見させ続けているFWステファン・エル・シャーラウィだ。同選手は2得点を挙げ、12ゴールで得点ランクトップをひた走っている。そのエル・シャーラウィは試合後、次のように語った。

「この素晴らしい時期ができるだけ続くことを願っている。非常に重要な3ポイントだ。パフォーマンスにも満足している。こうやって継続性を出していけているからね。特別な目標はない。順位を上げることだけを考えている。(ケヴィン=プリンス・)ボアテングがようやくゴールを決めることができたのもうれしいね(ただし同選手は退場にもなっている)。素晴らしい試合をしたチーム全体を称えたい」

一方、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は次のように述べている。

「前半の我々は苦しんだ。拮抗していたね。我々は動きが少なく、受け身になって、彼らが先制してからはすべてが難しくなった。失点シーンでは我々が眠ってしまっていたよ。カターニアの功績だ。同点ゴールは確かにオフサイドだった。とにかく、我々は後半にピンチを迎えずにうまくやったよ。焦ることなく、キレがあった。妥当で重要な勝利だ。リーグでは連勝がなかったからね」

ボアテングの退場について、アッレグリ監督はこのように話している。

「焦ってファウルをしてはいけなかった。だが、彼は調子を取り戻しているよ」