期待の新人・三根梓が映画館の1日支配人に就任 - 映画『シグナル』

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新人女優の三根梓が14日、東京・新宿ピカデリーで映画『シグナル〜月曜日のルカ〜』の公開を記念した1日支配人就任イベントを谷口正晃監督と行った。

歴史のある地方の映画館を舞台にした同作にちなみ、新宿ピカデリーの1日支配人として登場した三根。

ちょっぴり緊張気味にアナウンスをすると、ぎこちない手つきながらも笑顔でチケットの半券を切り取るもぎりの仕事を行った。

今作で映画初出演・初主演となる三根は「すごく緊張しました…途中で声が裏返ったり手が震えちゃってチケットもうまくちぎれませんでした。

初めてのアルバイトなんですけど、お客さんと直接触れ合えたのすごくいい経験になりました」とフレッシュな笑顔で語った。

劇中で映写技師のルカを演じるあたり「1カ月間、浅草の熟練の映写技師さんに教えてもらいながら練習しました。

ひとりで映画がかけられるようになった時はすごく嬉しかったです。

かけられるようになってからプロの手つきになるまでが一番難しかったですね」と初めて尽くしの現場を語った。

AAAの西島隆弘や高良健吾らとの共演については「最初は緊張して目も見られなかったんですけど西島さんが『今から敬語禁止』『目を見て話してね』と終始引っ張っていってくれました。

頼れる先輩です。

高良さんは同じ九州の出身で『ちゃんと気持ちでやれば大丈夫だよ』とたくさん話しかけてくれました」と照れ笑い。

撮影を振り返り「本当に初めてのことばかり。

主演という響きにプレッシャーを感じましたが、夢だったので下手くそなり精一杯体当たりやってみました」と控えめながらもしっかりとした口調で語った。

”ダイヤモンドの瞳”を持つ新人女優呼ばれる三根の目標とする女優は「田中麗奈さん」。

「映画の世界に連れていってくれる、見た人の心を動かす女優になれるように頑張りたいです」と初々しく語った。

同作は古い映画館「銀映館」を舞台にひと夏の恋を描いた作品。

大学生の宮瀬恵介(西島)は、夏休みを利用して地元の映画館でアルバイトを始め、ミステリアスな映写技師のルカと出会う。

バイトの採用条件として「月曜日のルカは憂鬱なのでそっとしておく」など不思議な3つの約束を支配人と交わした宮瀬だったが、ルカの消息を探るレイジ(高良)の出現でますますルカの謎は深まる…というストーリー。

6月9日より新宿ピカデリーほかで全国公開。