「ポルトからのオファーはおそらく冗談だったのだろう。きっと、彼らはゼロを一つ忘れたんだろうね。だが、ガンソが夏に出て行くことはあり得る。サントスにアンハッピーな選手はいらない」

サントスのアルバロ・リベイロ会長がMFガンソの去就について言及した。ブラジルのタレントは1年前、世界の半分から求められていた。だが、その後は関心が下がり、評価額は5000万ユーロ(約50億円)から、交渉可能な3000万ユーロ(約30億円)まで急落している。

だが、こういったことのすべてから、近いうちにガンソに再びスポットライトが当てられると考えられる。例えば、ミランは決して扉を閉ざしていない。そして今後のミランは、中盤をほぼ完全に再構築していかなければいけないのだ。

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が最も愛している選手の一人で、その意見を最もよく聞く選手の一人がDFチアゴ・シウバだが、彼はガンソをバックアップしている。T・シウバは友人のガンソがセリエAのスターの一人になれると確信しているのだ。だが、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンもガンソ獲得には動いている。

6月にイタリアへ上陸するかもしれないもう一人の南米人選手が、エセキエル・アドリアン・チリリアーノだ。先日、ローマはリーベル・プレートのこの若き才能を手に入れようと試みた。リーベルのダニエル・パサレラ会長はこの宝石の未来を縛りつけることを望んでいない。数カ月後に彼をめぐる争奪戦が起きることを確信しているのだ。

実際、チリリアーノを気に入っているクラブは多い。ローマのほかにも、ラツィオやフィオレンティーナ、ユヴェントスも彼のことを追っている。チリリアーノはプレーの構築においてよりクオリティーを持ったジェンナーロ・ガットゥーゾのような選手だ。アルゼンチンではハビエル・マスチェラーノの後継者と見られており、近いうちに代表にもコンスタントに入ってくるだろう。

チリリアーノの評価額は800万ユーロ(約8億円)。だが、パサレラ会長の読みどおりなら、その額はすぐに1000万ユーロ(約10億円)を上回るだろう。