ラツィオに加わることが決まったFWジブリル・シセは、その他の6人の新戦力とともに新天地でお披露目された。その後、テストマッチが行われ、MFエルナネスとFWミロスラフ・クローゼの前でインパクトを残している。

ラツィオでの2日間を終えたシセは、「僕たちはスクデット(セリエA優勝)を狙える。なぜできないんだい? このチームは、個々としてのレベルでも、チームとしてのレベルでも、他のビッグクラブをうらやましく思うようなことはない。タイトル争いだってできるはずだ。ここにくることができてうれしいよ。ラツィオはビッグクラブで、僕はさらにチームを持ち上げたいと思う。ピッチに出たら、ベストを尽くす。ファンの歓迎に感謝しているよ」と話した。

この日のテストマッチでは、シセが爆発した。残り30分で、一気に主役となっている。ウニオン・リーパを相手に8−0で勝利した。前半はスクッリが見事な活躍を披露したが、本番は後半になってからだ。4-2-3-1から4-3-1-2にシステムを変え、エルナネスがトップ下に入り、シセとクローゼの前線になると、ゴールが量産される。シセがクローゼにアシストし、クローゼがエルナネスにアシスト。サラテ、ロッキ、スクッリ、マウリ、マツザレムにもゴールが生まれた。すべてのショーの始まりは、フォーメーション変更の後だった。